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コラム

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店舗におけるカビ問題とは?除去方法や対策方法について解説

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業種・業態によっては、店舗にカビが発生しやすい場合があります。店舗にカビが発生すると、ブランドイメージの低下や健康リスクにつながる可能性があるため要注意です。

とはいえ、店舗にカビが発生する原因はさまざまなので、「店舗にカビが発生する原因がわからない」「店舗のカビ問題への効果的な対処法が知りたい」といった店舗責任者の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、店舗にカビが生える原因や対処法などについて解説します。カビ予防に効果的な空調システムも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

店舗におけるカビ問題の重要性と影響

とくに飲食店やスーパーマーケット、クリニック、サロンといった業種では、店舗環境の清潔さが事業の信用に直結するため、カビの発生は深刻な影響を及ぼします。

ここでは、店舗におけるカビ問題の重要性と影響について、以下の3つの観点から見ていきましょう。

健康問題

カビは空気中に微細な胞子を放出し、それを吸い込むことでアレルギー症状や喘息、皮膚炎などの健康被害を引き起こす可能性があります。とくに免疫力が低い高齢者や子どもにとっては大きなリスクであり、飲食店や医療施設などでは、利用者の健康に対する配慮が必要不可欠です。

イメージダウン

天井や壁、什器などにカビが目立つ状態では、来店者に不潔な印象を与え、店舗の信頼性やイメージが大きく損なわれます。とくに飲食を伴う業態では、「このお店の食べ物は大丈夫なのか?」という疑念を持たれ、来店頻度や再来率が低下する原因になるでしょう。

SNSや口コミサイトで「店内にカビがあった」といった情報が拡散されれば、店舗の評判に致命的なダメージを与えることも考えられます。カビの発生予防は、店舗経営において無視できない要素です。

法的リスク

店舗内のカビは、保健所の衛生指導の対象となる場合があります。とくに天井や厨房まわりなど、食品に直接影響を及ぼすエリアでカビが確認された場合は、改善命令や営業停止などの行政指導を受ける可能性があるため注意が必要です。

また、カビによる健康被害や異物混入などが発生した場合には、損害賠償責任や訴訟リスクにも発展しかねません。このように、カビ問題は経営上の重大なリスクだといえます。

店舗にカビが生える原因

店舗にカビが生える主な原因として、以下の6点を紹介します。

建物の立地・構造

地下階にある店舗や日当たりが悪い場所、風通しの悪い密閉空間などは、湿気が溜まりやすくカビが繁殖しやすい環境です。さらに、気密性の高い店舗の場合は冷暖房効率には優れるものの、空気の循環が悪いため、湿度が局所的に高くなる傾向があります。

空調による結露

空調設備の冷風によって、室内と外気との温度差が大きくなると、天井や窓、空調ダクトまわりに結露が発生します。この水分が蒸発せずに残ると、建材や塗装部分に浸透してカビが繁殖する原因となるため要注意です。

とくに夏場や梅雨時など湿度が高い時期は、空調の冷房運転と外気の湿度が相まって、天井裏や配管まわりで見えない結露が常態化することもあります。

適切な換気がされていない

適切な換気が行われていない場合、湿気やカビ胞子が空間に滞留しやすくなり、局所的にカビの温床となるケースがあります。厨房やトイレなどの水回りはとくに換気が重要ですが、ファンの性能不足やフィルターの詰まりなどが原因で機能が低下している場合も多く見られます。

水回りの問題

シンクやトイレの排水まわりで水漏れや湿気が常に発生している状態では、壁や床材にまで水分が浸透し、カビが内部で繁殖する恐れがあります。とくに配管の結露やドレン詰まりは見落とされがちで、知らないうちにカビが広がっていたというケースもあるため要注意です。

清掃・クリーニング不足

カビの胞子は空気中を浮遊しており、ホコリや汚れが溜まっている場所に付着すると定着・繁殖しやすくなります。天井・壁・空調設備・冷蔵ケースの裏など、清掃が行き届きにくい場所に汚れが蓄積していると、そこがカビの発生源となるリスクが高まるため注意しましょう。

冷蔵・冷凍ケースからの冷気

スーパー等の小売り店舗でカビが発生する要因の一つは、冷蔵ケースから漏れた冷気により冷やされた天井面に、外気などからくる高湿度の空気がぶつかる(接触する)ことで結露が発生することです。
また、湿った空気が滞留することで、カビが繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

店舗に発生したカビを除去する方法

店舗に発生したカビを除去する方法を2つ紹介します。

市販の薬剤などでの除去

軽度のカビであれば、市販の防カビスプレーやアルコール、次亜塩素酸ナトリウムを使って自力で除去することが可能です。とくに壁や床、天井表面に発生したカビは、薬剤を吹き付けて拭き取ることで対応できます。

ただし、カビの根が建材にまで浸透している場合や、空調ダクト内部・天井裏などの見えない箇所に広がっている場合は、市販薬剤では不十分です。

業者へのクリーニング依頼

カビが広範囲に広がっていたり、構造物内部に浸透している場合は、専門業者によるクリーニングが効果的です。業者は、専用の薬剤や高圧洗浄機器を使って根本からカビを除去し、再発を防ぐためのコーティング処理も行います。

また、作業中の飛散防止や養生処理、安全対策も徹底しているため、営業中の店舗でも最小限の影響で対応可能な場合が多くあります。

店舗のカビを防ぐためにできる対策方法

店舗のカビを防ぐためにできる主な対策方法として、以下の5つを紹介します。

  • 適切な換気を行う
  • 室内の温度・湿度管理
  • 結露対策
  • 徹底した清掃
  • 防カビ対策

適切な換気を行う

空気の流れがある空間では、湿気がこもりにくく、カビが発生しにくくなります。定期的な窓開けにより、常に空気が循環する状態をつくることが効果的です。

室内の温度・湿度管理

カビの発生を防ぐためには、室内の湿度を60%以下に保ち、気温とのバランスをとることが重要です。除湿機や加湿器を併用しながら、温湿度計で定期的にモニタリングを行うことで、最適な環境を維持できます。とくに冷気が発生しがちな冷蔵・冷凍ケースまわりでは、結露が発生しないように空調の設定を調整しましょう。

結露対策

壁や窓に発生する結露を防ぐためには、断熱材の追加、結露防止フィルムの使用、温度差を生じさせにくい空調運用が効果的です。また、結露が生じたら早めに拭き取る、断熱パネルを設置するなどの対策も併用するとよいでしょう。

徹底した清掃

定期的な清掃は、カビの発生源となるホコリ・油分・汚れを取り除く基本的かつ重要な対策です。高所や機器裏など見落としがちな場所を重点的にチェックしましょう。また、空調フィルターや換気口も定期的に点検し、内部にカビやホコリが溜まっていないか確認してください。

防カビ対策

内装リフォームや補修の際には、防カビ塗料や抗菌材入りの建材を使用することで、カビの定着を抑えることができます。とくに湿気の多いエリアでは、防カビ剤のスプレーや吸湿材の活用も併用するとよいでしょう。

まとめ

本記事では、店舗におけるカビ問題の重要性やカビの発生原因、対処方法などについて解説しました。店舗でカビが発生すると、ブランドイメージの低下や健康障害など引き起こすリスクがあるため、早急に対処し、適切な予防策を講じましょう。

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